昨年から一年以上休館していた「六花文庫」が、7月2日に営業再開されました。
ワタシも過去3回くらい訪れたことがある六花文庫ですが、なんともいえない静寂と、本に囲まれた安心感と、ゆったりと流れる時間に毎回とっても癒されます。
大勢で行ってワイワイするような場所では決してないので(これ重要!)、行かれる際は一人や二人で行ってみてください。静かな時間をゆっくり楽しんで。
では早速「六花文庫」がどんなところなのかレポです。
(写真や情報等はワタシが訪問した当時のものとなりますので、現在とは異なることがあります。あらかじめご了承ください)
六花文庫とは?
そもそも、六花文庫ってなに?って思っている方も多いかと思うので、まずはその説明から。
六花亭はお菓子の製造販売だけでなく、専用ホールでコンサートや寄席を開催したり、児童詩詩「サイロ」の発行、美術館の運営などの文化活動も積極的に行っています。そして、その中のひとつがこの六花文庫なのです。
いわゆる「図書館」的な施設で、食に纏わる書籍約8,000冊を保管しています。本の貸し出しは行っていませんが、館内であれば自由に読むことができるのです。専門書的な本から、普段から書店でもよく見かける「暮らしの手帖」があったり、食を題材にしたエッセイや小説まで、思ってたよりも幅広い蔵書でした。
また、アート作品を公募し展示している六花ファイルも楽しいのでぜひ。なんと、この引き出しひとつひとつの中にアート作品が入っているんですよ。
そしてそして、驚くことにこの六花文庫、入館無料なんです!なんということでしょうか。行くたびに毎回純粋に驚きます。これ無料でいいの?って。
館内はこんな感じ
壁伝いに本棚が並んでいて、みっちりと本が並べられています。写真はその一角。
一人掛けの椅子や、何か書いたり、調べ物をするのにも良さそうな大きなテーブル席もあります。
一番奥には暖炉があってその周りにも一人掛けソファーがありました。この場所、寒い時期には最高です。
コーヒーもいただけます
先ほど入館は無料と書きましたが、希望すれば300円でコーヒーがいただけます。
しかも、お菓子つき。(ワタシが行ったときはリッチランドだった)
しかも、おかわり可。
天国かここは!って感じです。コーヒー片手に静かな空間で本読みながらゆっくりできるなんて。近所に住んでたら毎週末通ってるきっとワタシ。
コーヒーは館内カウンターにいるスタッフさんに声をかけて注文してくださいね。
…とはいえ、巷によくあるブックカフェではなくって、あくまでも図書館、文庫がメインって感じなのも好きなところです。この感じ、行ってみればわかると思います。
外観も素敵なので
この六花文庫、外観もとっても素敵。蔦がからまっていて、新緑の季節には青々とした葉っぱがわさわさとしていて、ジブリ映画に出てきそうな雰囲気。
10月中旬~下旬ごろには真っ赤に紅葉するので、その季節に訪れるのもオススメ。
紅葉した葉が落ちてからは、ちょっと廃墟感の漂う枯れた感じもまたいい。
そしてもちろん、雪の積もる冬もきっと素敵だと思う。(冬には行ったことないのよ)
つまりはいつ行っても素敵ってことです。建物好きには結構キュンと来ると思います。ワタシはキュンとします、毎回…(笑)
どこにある?
札幌市内・真駒内にあります。
公共交通機関で行く場合は、地下鉄南北線「真駒内」駅で下車。そこから徒歩で向かうか(約13分)、バスに乗り換え「光塩短大前」で下車して徒歩約1分です。
近くには、六花亭真駒内ホール店もあって六花文庫から徒歩5分くらい。なので、真駒内ホール店でランチを食べてから、六花文庫で読書&コーヒータイムっていうのも最高すぎるほど最高です。
また、真駒内セキスイハイムアイスアリーナにも近いため、イベントや試合開催等があるとわりと混みあうので注意が必要かもです。
まとめ
今回は六花文庫について書いてみましたが、いかがだったでしょうか。
ワタシはこの六花文庫が好きすぎて好きすぎて、札幌に住むならぜったい真駒内!と思ってます。
六花亭好きさんはもちろんだけど、本好きの方、食に興味がある方、静かな空間が好きな方…きっと好きになると思います。
おいしいお菓子を販売してくれるだけじゃなくて、こういった文化活動にも積極的に力を入れている六花亭さま、やっぱり好きだな。大好き。地元の方へいろんな形で還元されているの本当に素敵。心意気が素晴らしすぎる!!
いまは(令和3年7月現在)週末のみの開館となっていますが、ぜひ一度訪れてみてくださいね!!